以前は犬を散歩させるのに「首輪とリード」というイメージでしたが、最近は多くのワンちゃんが【ハーネス】を使用しているのを見かけます。
お店でもたくさんの種類のハーネスが売られていて【どれを選べばいいの??】と迷ってしまいますよね!
動物病院では毎日たくさんのわんちゃんとリードをお預かりし、つけ外しや散歩を行いますが、中には『これどうやって装着するの???』とスタッフ一同困惑するものや、基礎疾患によっては使用を控えるようにアドバイスするものもあります。
ですが反対に、『最近このハーネス使ってるお家がとっても多いと思ったら、装着も簡単でデザインも素敵!』とついつい周りにオススメしたくなるような商品も目にします!
この記事ではどうしてハーネスが人気なのか、ハーネスの魅力と種類。
2023年人気のハーネスや、機能性、デザインに優れたハーネスをご紹介します!
ハーネスのメリット
ハーネスは日本語で【胴輪】を意味し、首輪に比べ頸部への負担を軽減ます。
そのため気管虚脱など呼吸器疾患を抱える愛犬でも安心して使用することができます。
元々はそりを引く犬のために作られたと言われており、お散歩の時に愛犬への負担が少ないのが特徴です!
ハーネスの種類
8の字型
8の字型は首を通す輪と胴体を通す輪の2つの輪によって8の字の形状をしたハーネスです。
1つの輪を首へ、もう1つを胴体へ巻いて装着します。装着時前脚を浮かせる必要がありません。
犬が引っ張ると首の輪にも圧がかかるので、引っ張り癖の改善に役立ちます。
H型
H型は大きな輪に前肢を通して装着します。
体にかかる力を分散し負担を軽減してくれます。頸部を締め付けないため気管虚脱など頸部に疾患を持つわんちゃんにもおすすめです。
ベスト型
ハーネスの中でも洋服に近く、布の面積が広いのが特徴です。体との接地面積が広いため、体にかかる力が分散されます。
洋服に近いため、可愛いデザインのものも多く販売されています!
ハーネス選びのポイント
毎日使用するハーネス、愛犬にとっても飼い主さんにとってもストレスの少ないものを選びたいですよね
ではどのような点に注目して選べば良いのでしょうか?
安全性
まず、絶対に押さえておきたいポイントは安全性です!
ハーネスは飼い主さんと愛犬をつなぐ命綱です。どんなにお気に入りのデザインでも、装着が簡単でも安全でなければ意味がありません。
・体に合わせたサイズのものを選びましょう
・装着後にハーネスの首周りや胴回りの長さを調節しましょう
・成長期のワンちゃんは成長に合わせて長さを調節しましょう
・強い素材のもを選びましょう
・強く引いた時に抜けないかどうか確認しましょう
(わんちゃんは驚いた時など前や後に強くリードを引いてしまうことがあります、強く引っ張って抜けることののない長さに調節しておきましょう)
犬への負担の少なさ
ハーネスは愛犬の体に装着して使用します。
愛犬の体型や持病に合わせて、ハーネスの触れる部分が愛犬にとって負担の少ない部分になるものを選びましょう。
頸部に疾患があるわんちゃんにはH型のような頸部への負担の少ないものがおすすめです。
皮膚が弱いわんちゃんはハーネスで擦れ脱毛や皮膚に赤みが出てしまうことがあります。ベルトは細いほど皮膚を擦る力は強くなります。接地面積の大きなものや、皮膚の弱い部分へ当たらないタイプのものを選びましょう
装着のしやすさ
毎日装着するものなので、装着しやすさも大切です。
人気のハーネスは装着のしやすさも工夫されています。
先ほどハーネスの種類をいくつかご紹介しましたが、ハーネスのタイプによって装着方法も異なります。頭を通すものもあれば、前肢を通すタイプのものもあります。
体の特定の部位を触られることを嫌うワンちゃんのハーネスは特に装着方法にも注目して選んであげてください。
毎日、もしくは多い方は1日に複数回お散歩に行かれる方もいらっしゃると思います。
装着方法が複雑なものはお互いにとってストレスとなってしまいますので、しっかりチェックしておきたいですね
大型犬のハーネス選びのポイント
大型犬のハーネス選びで特に注目すべきは
・素材の丈夫さ
・しつけへの対応しやすさ
体重が重く、引っ張る力が強いためリードやハーネスにかかる力が小型犬に比べ大きくなります。そのため強い力が加わっても壊れない丈夫なものを選びましょう。
またお散歩中に人に飛びかかったり、飼い主のリードを強く引っ張ってしまうと、大型犬の場合思わぬ事故や怪我につながる可能性が大きくなります。
しつけのしやすさも考えられたハーネスなども販売されていますので、ぜひチェックしてみましょう!
RUFF WEAR
大型犬のハーネスといえばまずおすすめしたいのがRUFF WEARです
RUFF WEARのハーネスは愛犬のアウトドア・アクティビティをサポートするハーネスとして作られており、耐久性に優れていて、体にフィットする設計になっています。
特に『ウェブマスターハーネス』は↓↓
動物病院でもみない日はないというほど使用しているワンちゃんが多く
愛犬の動きを補助する保護ハンドルがついており、アウトドアでの運動時にはもちろん、介護や介助の時体重の大きなワンちゃんのサポートにとても重宝するハーネスです
もちろん丸洗い可能、着脱も簡単でアウトドアにも日常づかいにもおすすめできます
Tre Ponti
TrePontiのハーネスもここ最近は見ない日がないと言っても過言ではないほど人気のハーネスです。
幅が広くクッション性の高い素材で、肌触りが良く、犬への負担が少ないのが特徴です。
機能性ももちろんですが、注目点はカラーの綺麗さです!ネオンカラーで可愛いだけでなく暗い時間のお散歩中でもとても目立つカラーです!!
私も最初この鮮やかなカラーが目に入りTrePontiのハーネスを知りました。
中大型犬用のブリオラインハーネス↑↑などはサイズ展開も豊富でXXLまで商品が用意されています。
JURIUS K9
ユリウスK9はヨーロッパのドックブランドで、ドックトレーナーだった創業者によって馬具などをヒント開発されたハーネスで世界中のワーキングドックに使用されています。
そのため丈夫さと機能性は折り紙付きで、普段の散歩、しつけ、アウトドア、訓練など様々な場面で使用可能です
その丈夫さから大型犬のハーネスとしておすすめのユリウスK9のハーネスですが、機能性だけでなく多くのカラー、柄のバリエーションが用意されているところも魅力です!
「馬具などをヒントに」という意味が感じ取れるのが背中部分についたしっかりとしたハンドルで、特にアウトドアの活動が多いワンちゃんなどは動きをサポートしてあげるのにとても適したハーネスだと思います
ウルフギャング
ウルフギャングは「人間の身勝手により捨てられたり殺処分される犬や動物を無くしたい」ということをコンセプトに愛犬との絆を大事に考えられているアメリカのアパレルとドックグッズのブランドです。会社の理念も素敵ですしウルフギャングのハーネスはさすがアパレルブランドといった鮮やかでカラフルなカラーが魅力です。
愛犬のファッションにもこだわりたいへおすすめです!
私が初めて目にしたのは↑↑の柄でしたが、カラーの綺麗さと柄の可愛さにすぐにどこのブランドかおたずねしました。
ハーネスだけでなく、他のドックグッズもぜひチェックしてみてください
イージーウォークハーネス
イージーウォークハーネスは装着するとお散歩時の引っ張りが止まる不思議なハーネスです。
犬の習性を生かした特殊な構造のハーネスでひっぱられた方向と逆方向に 力を入れようとする、犬の生まれつきの習性を利用した構造でワンちゃんが前に引っ張ると、前胸に力が加わるため、思わず反対方向(後ろ)に力が入り前に進めなくなります。
大型犬のお散歩時の引っ張りはとても気になる問題です!お散歩中の引っ張りに悩んでいる飼い主さんは是非一度お試しください
cocomall
cocomallのハーネスはハーネスの幅が広めに作られていて生地もソフトな素材のため体に食い込んだり摩擦が起きたりするのを防ぐ設計になっています。
背中にハンドルがついているので、車の乗り降りのような日常の色々な場面でサポートできます。
なんと言ってもしっかりした作りに対し価格がリーズナブルなところもとても嬉しいポイントです
Homein
Homeinのハーネスの特徴として、背中と胸前の二箇所どちらにもリード取り付け用のフックがついているところです。
胸前のフックを利用すると飼い主さんからの指示が伝わりやすく、愛犬をコントロールしやすくなります。引っ張りぐせのあるワンちゃんにおすすめです
背中のハンドルもついていますので、様々な場面での制御や介助に適しています
まとめ
この記事では大型犬におすすめのハーネスを紹介しました
大型犬は小型犬に比べ体重も重く、体も大きいためお散歩中の事故には十分注意が必要です。
そのため
・しつけ(飛びかかる、リードを引っ張るなど)に配慮されたハーネスを選ぶ
・愛犬のコントロールをしやすいハーネス(ハンドルがついている)を選ぶ
・強い力が加わっても壊れないものを選ぶ
などがポイントになってきます
もちろんその条件を満たした上でデザインも素敵なものを選びたいですよね。今回ご紹介したハーネスはどれもデザインまで素敵なものばかりなのでぜひ参考にしてみてください